北海道ツーリング~道央ひとり旅~

旅行
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400CCのオートバイで、北海道の中央部を西から東へ単独ツーリングしたお話しです。

 

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序章

1984年、今から40年ほど前の話。一部のライダーが「ブンブン族」「ミツバチ族」とか呼ばれていた頃のこと。オートバイで北海道をまわりたくて、中型二輪の免許を取ったものでした。

北海道への憧れは、子供の頃に観た「走れ!ケー100」、高校時代に聴いたアルバム「親愛なる者へ」(中島みゆき)、学生時代に観た「北の国から」によるところが大きいと思います。

 

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準備

北海道への道のり。仙台まで東北自動車道、仙台から苫小牧までフェリーを使っての、ほぼ1日の「旅」程を立てました。

北海道での宿は、ユースホステルを利用することとし、1日目のみ、宿泊先として、登別温泉のユース(「あかしや荘」といったかなぁ)に事前予約を取ることにしました。

2日目以降は、当日の午前中にユースに宿泊予約をしながら、道央を西から東へ横長に1週間廻ろうという計画です。

 

出発

8月も半ば過ぎ、午前10時、この地(埼玉県北部)を旅立ちました。
仙台港まで4時間の見なし、仙台港から苫小牧港まで16時間30分の行程だったと記憶しています。

 

乗船

夕方、フェリーに搭乗するや否や、すぐに「同志」2人に巡り合いました。皆、すぐにライダーだと分かる格好ですから。しかも、一人旅。意気投合し、乾杯が始まりました。

楽しい雰囲気も束の間、その晩は、三陸沖を低気圧が通過中で、揺れるは揺れるは。エレベーターで、1階と3階を、ひっきりなしに行ったり来たりしているような状態で、身体は耐えきれなくなり、激しい船酔いで、ぐったりと朝まで横になることになりました。

 

上陸

苫小牧港

苫小牧港に着いたのは、午前10時前だったでしょうか。フェリーから下船し、記念撮影をして、それぞれ最初の目的地へと出発しました。

今となっては、お互いに、どこの誰とも分からないと思います。ただ、その時、その場所で、出会っていたという事実は確かなものです。
(向かって左側の2人が同志です。)

 

周遊

ツーリング経路順にご紹介させていただきます。
道央を西から東へ周った感じです。

洞爺湖~登別温泉

昭和新山

船酔いから完全に立直ることなく、洞爺湖へ向かい、昭和新山を廻って、クマ牧場を見学し、勢いのまま温泉につかったような記憶があります。

 

登別~札幌

2日目。登別温泉を後にし、札幌を流して、積丹岬へと向かい、再び札幌に戻って次の宿を探すことにしました。札幌駅でもツーリング仲間と出会い、その方は、「ステーションホテル」で一泊するということでした。私は、札幌ユースホステルにお世話になることにしました。

 

札幌~旭川

旭川ユースホステル前

札幌を後にして、次の目的地は、旭川。屈斜路湖・摩周湖・阿寒湖までの中継地点として1泊することにしたのです。旭川ユースでは、宿泊者がみんなでゲームなど、レクリェーションをして交流を深めた思い出があります。

 

旭川~白金

旭川を後にして、層雲峡を通過し、大雪山の白金温泉で、宿をとることにしました。北海道は、さすがに広いと思いました。一気に、阿寒湖まで行こうとの試みは、ちょっと無謀だったようです。

 

白金~阿寒湖・屈斜路湖・摩周湖

白金温泉からオンネトー湖、足寄駅を通過し、3大湖へと到着しました。

阿寒湖から屈斜路湖、摩周湖へと続く山道は、霧と雨で視界が悪く、雲の中を走っているようで、遭難するのではないか、と思うくらい恐ろしかった記憶があります。
北の大地での最後の宿は、阿寒湖畔のユースでした。
(阿寒湖での写真が見当たりませんでした😢)

帰途

かくして、およそ1週間の北海道・単独ツーリングは幕引きとなりました。「自分探し」が、ちょっとした流行でもあった「時代」だったように思います。

今から思えば、あのバイク(VF400:スポーツタイプで乗車姿勢が前屈み、腰と腕から肩への負担が大きいのです)で、よくぞ北海道まで行って来たなぁ、と若さと体力に感謝する、いまはむかしの物語です。